ニキビにとって便秘が良くない理由には、2つあります。
1つは、便秘によって皮脂の分泌が高まることです。
人間の体には脂に溶ける物質の排泄ルートが二つあり、一つが便で一つが皮脂。
その一方が便秘で滞ると、残りのもう一方のルートから老廃物や刺激物を排泄しようとするため、皮脂の分泌が高まります。
皮脂の分泌が盛んになれば、皮膚の毛穴が詰まりやすくなり、ニキビのトラブルのもとになってしまうのです。
便秘がニキビに良くないもう一つの理由は、便秘によって有害な物質が体内に溜まってしまうことです。
体内に有害な物質が増えれば、それが皮脂腺からも分泌されていくことになるのです。
有毒刺激物質は体内をめぐり、皮脂腺からも分泌され、ニキビなどの皮膚のトラブルの原因になります。
したがって、ニキビで悩んでいる人は、まずは便秘対策に取り組む必要があるといえるのです。